ogurakaikei’s ブログ

会計・税務及び経済関連(時々雑談)

個別株式デビュー③

 

株式市場の値動きが激しかった8月を経て、9月に突入。

 

心なしか日が落ちるのが早くなり、夜は少し涼しくなってきた気がする。

 

それでも、日中はまだ暑い日が多いので、9月から始まるゴルフシーズンに若干不安を抱えている今日この頃である。

 

最近は、米国市場があまり芳しくなく、それに呼応するように、日本市場も芳しくない値動きとなっている。

 

エヌビディアが、頑張ってくれないと、世界の株式市場が不振になるのではないかと感じてならない。

 

まあ、ただ株式市場は基本ランダムウォークであり、短期的には上がるのか下がるのかを完全に予測する事は不可能である。

 

なぜなら、色んな人が色んな思惑で、株式を売買しており、時には何も考えずに売買する事もあるから、理屈通りいくほど単純ではないと理解している。

 

ただ、長期的な視点で見れば、世界が経済発展している限り、企業価値は上がり株価も上がるというのが、歴史が証明する真実でもある。

 

したがって、なるべく早く投資を始める事が資産を増やす最善の方策と言われるのである。

 

要はタイミングを図ってみたところで、当たる保証は全くないので、とりあえずまずは始めた方が良いという事。

 

そして、NISA制度が拡充された今、一刻も早く始める事が勧められるのである。

 

現在のNISA制度は、大きく分けて2つに分類される。

 

①NISAつみたて投資枠・・・年間上限120万円(月10万円)

⇒投資対象としては、投資信託がメイン(個別株式は投資不可)

 

②NISA成長投資枠・・・年間上限240万円

⇒投資信託だけでなく、個別株も投資可能

 

そして、新NISA制度の利点として、免税期間は無期限でかつ、仮に売却をしたとしても、翌年に枠が復活するという事である。

 

つまり、NISAの枠は合計で1,800万円までであるのだが(年間では120万円+240万円=年間上限360万円)、例えば1,800万円の上限までNISAで投資をしていたとしても、ある年に100万円分売却すると、翌年には100万円分投資枠が復活するのである。

 

つまり、極論を言えば年間投資額上限である360万円内であれば、何回売っても永遠に税金が課される事はないのである。

 

ただ、前述した通り、短期の株式相場は基本的に読む事は難しく、あまり短期的な売買を繰り返す事で資産を増やそうと試みるのは、得策ではない。

 

それに、短期的な売買で資産を増やすには、多額の原資が必要で、NISAの年間投資額上限である360万円で大きく儲ける事はあまり期待出来ない。

 

したがって、あくまで中長期的な投資を前提としながら、時には一部を売却をして利益を確定させた上で、翌年以降もまた復活した枠で投資をしていくというのが、望まれる基本スタンスではないかと考えている。

 

そんなこんなで、タイプ別のNISA口座利用プランを書きたかったのだが、また結構長くなってしまったので、次回にしたいと思う。

(わざと長引かせている訳ではないです。。。)

 

※備考

楽天株の値動きは、依然として激しく、今度は下落局面に突入。。。

そういえば、あれだけ「楽天終わりだ」と言っていたホリエモンが、「楽天の株を購入しました」とYouTubeで言っていたのは驚いたが、やはり嗅覚が優れているという事だろうか。。。

 

個別株式デビュー②

 

個別株式デビューをして以来、何だか毎日、程よい刺激があって面白い。

 

もちろん、生きるか死ぬかの大勝負で投資をしてしまうと、当然若干の刺激では済まず、恐らく何も手につかなくなって日常生活に支障をきたしてしまうので、決してそのような投資はお勧めは出来ないのであるが。。。

 

個別株式にしろ、投資信託にしろ、投資するならまずは、絶対にNISA口座である。

 

投資をするには、証券口座を作らないといけないのだが、投資をする際には以下の3つの中から選択する事となる。

①一般口座・・・税金かかる&源泉徴収されないので確定申告が必要

②特定口座・・・税金かかる&源泉徴収されるので原則、確定申告が不要

③NISA口座・・・税金かからない⇒当然確定申告が不要

 

さて、どの口座を使いますか??

 

ちなみに、これまで自分は税金払いたくて仕方ないという人には、お目にかかった事はない。

 

それにも関わらず、稀になぜだか、頑なにNISAを使わない人がいるのである。

 

理由としては、大体手続きが面倒とかそういう感じ。

 

絶対に損してますよ!!

 

①②の場合(NISAでない場合)、株を売った譲渡益には、20.315%の税金がかかるんですよ!!

 

あなたは、同じ銀行のATMで、並ぶ時間はそっくり同じなのに、漏れなく2割引かれるATMでお金下ろしますか??

 

そして、投資の際に通常必要となってくるのが、証券会社への手数料である。

 

ちなみに、楽天証券や、SBI証券の手数料は現在、何と0円!!

 

さすがに、今後ずっと0円という事はビジネス上、あり得ないと思うが、少なくとも今は0円なのである。

 

選ばない理由ありますか??

 

しかししかし、これも稀になぜだか、頑なに手数料0円の証券会社を使わない人がいるのである。

 

理由としては、これも大体既に別の証券会社で口座を持っているから手続きが面倒とかそういう感じ。

 

絶対に損してますよ!!

 

手数料が0円の証券会社じゃなければ、株を売ったり買ったりする時に数%の手数料がかかるんですよ!!

 

手数料あって、一利なしですよ!

 

繰り返しますが、あなたは、同じ銀行のATMで、並ぶ時間はそっくり同じなのに、漏れなく入出金する都度、数%引かれるATMでお金を入れますか??下ろしますか??

 

とまあ、こんな感じで、投資をするならまずはNISA&手数料0円のネット証券というのが、今の時代では必須だと感じている。

 

後は、NISAをどう活用していくかという点なのだが、これも色々考えていくと面白い事に気が付いた。

 

やはり、自分で動かないと何事もしっかり考えないから、刺激が得られない。

 

あんまり、刺激が強いとまた帯状疱疹になってしまうので、注意をしている最近ではあるが、、、とまた余計な事を書いていたら長くなってしまったので、今考えているNISAの活用方法については次のブログでの記載にしたいと思う。

 

※備考

楽天グループの株価は、8月に年初来高値を何度も更新!!

 

個別株式デビュー①

 

8月は、株価の変動が激しかった。

 

8月2日(金)に大きく日経平均が下がって、さらに8月5日(月)は大暴落。

 

一転して、8月6日(火)には、史上最大の上げ幅を記録といった乱高下。

 

こういうのを、ジェットコースター相場とでも言うのだろうか。

 

そんな中、自分もついに個別株を購入した。

 

これまで、個別株の動きは読めないので、基本的にはインデックスファンド一本と心に決めていたのだが、8月2日(金)と8月5日(月)の株価は、明らかにバーゲンセールそのものに見えた。

 

確かに、さらに下がる可能性はあったのだが、直近の企業業績を見ると基本的には良好な会社が多いわけで、そんな中でこの株価は異常であり必ずいつかは上がると考えた。

 

そこで、自分のブログで会社分析をした企業を見返してみる。

 

やはり、一番気にかかっているのは楽天である。

楽天の決算書を覗く - ogurakaikei’s ブログ (hatenablog.com)

 

直近の情報をアップデートすると、楽天は、従来の事業は好調そのものである中、モバイルへの投資で資金繰りがネックであったが、少なくとも当面の資金繰りには一定の目途がついた模様。

 

さらに、楽天モバイルの契約者数も順調に伸びているようで、赤字幅も縮小してきている。

 

これは、市場から評価されるに違いない。

 

しかし、株価を見るととんでもない安値まで、下落していた。

 

楽天グループには、楽天市場も、楽天カードも楽天銀行も楽天証券も・・・色々あるんですよ!!

 

三木谷社長は、今年から真夏でもスーツ&ピンクのネクタイで楽天モバイルの黒字化を目指して営業しているんですよ!!

 

8月9日(金)には、第二四半期の決算説明会も控えているんですよ!!

 

そんな思いむなしく、どんどん下落する株価。。。

 

理屈で考えれば買うしかないのだが、あまりの下落振りに躊躇してしまう。。。

 

意を決して購入した時には、手が震えた。。。

 

そして、購入後もどんどん株価は下がって、その日の株式市場は閉まっていった。。。

 

結果、次の日から株価は回復していき、今日も年初来高値を更新した。

 

【楽天の株価推移】

 

もちろん、大した金額は買ってないので、これで早期リタイアして悠々自適な生活とはいかず、地道に労働しながら、楽天経済圏の住人としてこのまま株式を持ち続けようと思っている。

 

それにしても、短期間の株価の動きは全く予想できないと思わずにはいられない。

 

だからこそ、長期的な視野で投資をする事が重要であり、そのためには有価証券報告書等でしっかりと情報収集&分析をする必要があるのだと改めて感じた。

 

あと、感じたのが、最低投資額が低い会社の株式なら購入しようと思えるという投資家心理である。

 

日本市場は、最低100株単位でしか基本的には購入が出来ないのだが、例えば1株が1万円とすると最低投資額が百万円なのである。

 

一方で、楽天のように1株が数百円だと、数万円で購入可能なのである。

 

全然、購入に際しての心理的なハードルが違う。

 

株式を分割する事によって、株式の流動性を高めて株価を上げるという経営学で学ぶ事を身をもって感じた一幕であった。

 

やっぱり、自分で行動してみないと、何事も見える世界が違いますね(;^_^A

 

ちなみに、同じく会社分析でも気になり、さらに最低投資額も低かったのが、サイバーエージェントである。

サイバーエージェントの決算書を覗く - ogurakaikei’s ブログ (hatenablog.com)

 

 

サイバーエージェントもご多分に漏れず、株価は一度大暴落したわけであるが、その後の推移は以下の通り元に戻っている。

 

【サイバーエージェントの株価推移】

 

やっぱり、力のある会社の株価は、ちゃんと戻るんですよ。

 

サイバーエージェントの株式も購入しておけば良かったと心底思うのであるが、楽天の株式を買うので精一杯であった。

 

まあ世の中そんなものであろう。

 

大事なのは、①情報収集と②長期的な視野である。

 

ちなみに、大事なのは”確実な”情報収集であって、噂話とかそういうレベルの情報には惑わされてはいけない。

 

もちろん、インサイダー情報もダメ絶対!!

 

健康第一 2/2

 

もう7月が終わろうとしている。

 

6月中旬に帯状疱疹を発症して以降、長いようであっという間の7月であった。

 

本来であれば、各種懇親会や、BBQ等、イベントがたくさんあったのだが、全てキャンセルで代わりに病院巡りをしていた。

 

なぜ、病院巡りをするかというと、帯状疱疹の痕が消えないのである。

 

体に残っている分にはあまり気にしないのだが、自分の場合は顔の左半分に帯状疱疹が出てしまったために、頬や鼻、目の上にシミのような跡が消えないで残っているのである。

 

この痕をどうにかしたい一心で、色々とネットで調べて病院を回った結果、分かった事は以下の通り。

 

・帯状疱疹の痕は、半年くらいかけて徐々に消えていくが、若干は残る可能性がある

 

・特に肌のダメージが大きく、凹んでしまった場合には、放置していても凹んだまま

※凹みについては、特殊な治療が別途あるとのこと

 

・帯状疱疹の痕(色素沈着)を消すための、レーザー治療は基本的にしてくれない

※ニキビと違って、悪化する恐れがあるので、勧められないとのこと

 

・どの病院でもビタミン剤を渡される

※即効性はなく、個人的には気休め的な感覚

 

・クリニックで自費で購入した塗り薬(2つあって合計すると1万円弱で結構高額)は、逆に肌が真っ赤になって目立つ

※肌が真っ赤になるのを耐えていれば、肌の再生が促されるのもかもしれないが、顧客先へ定期的に行くため、あまりひどい状況で行くことも出来ず(何より、鏡を見て自分のテンションが下がる)数回使って冷蔵庫に保管したまま(要冷蔵保管と言われた)

 

結果的に、目の前にある大量のビタミン剤をコツコツ飲み、市販のビタミン入り化粧水を塗っている状況。

 

つまり、もう時間が解決&自分の顔を見慣れるのを待つしかないという境地に達したのである。

 

今回、帯状疱疹になって学んだことは、上記の事と、二日酔いになった休日も活動してしまうというような事も、避けなければいけないという自分の行動を見直したという事。

 

そして、予防接種の大事さである。

なお、帯状疱疹の予防接種は50歳以上が原則のようなので、いずれにしても自分は対象外であったようではあるが。

そう考えると、なんで自分がこの歳で帯状疱疹になって、さらに顔に出てしまうんだという運命を考えてしまうのであるが、もはやそんな事を考えても仕方ないと思い直す。

そもそも、なんで50歳以上じゃないと予防接種がダメなのだろうか。よく分からない。。。劇薬なんだろうか。。。

 

とりあえず、これまであまり連続して病院で受診をする事も無かったので、確定申告時に医療費控除を初めて使えるかと思い集計を始める。

 

しかし、さすがの日本が世界に誇る保険制度。

 

10万円はとても超えそうにない。(なお、自費部分は対象にならない)

 

そんなこんなで、明日から8月。

 

帯状疱疹の痕は、日焼けNGなので(悪化するらしい)、これ以上日差しが強くならない事を切に祈る。。。

 

健康第一 1/2

 

ふと、歯が奥から押される感覚があった。

 

何だろう。

 

違和感を抱きながら日々を過ごす。

 

その押される感覚は、徐々に突き刺すような痛みに変わっていく。

 

それは、まさに太い針で刺されているような感覚で、30秒に一回とかそのくらいの頻度で起こる。

 

もちろん、昼夜を問わずその痛みはやってくる。

 

おかしい。。。

 

夜も寝られない痛みになって数日。

 

考えたのは、親知らず?顎関節症?

 

痛みはどんどん強くなる。

 

とりあえず、歯医者に行くしかない。

 

そう決心してふと鏡を見ると、まぶたが若干腫れている。

 

不思議だ、何だろう。。。

 

いつも定期健診を受けている歯医者に連絡をして、予約でいっぱいだと言われながらも、窮状を訴え何とか当日診て頂く予約を入れる。

 

歯医者では、まずレントゲンを撮った。

 

歯医者さんからは、「歯は、とても良いコンディションですね」との事。

 

そう、自分でも歯が押されている感覚が凄くあったのだが、一方で歯も歯茎も触っても全く痛みはなかった。

 

とすると、顎関節症か。

 

こればかりは、痛み止めを飲んで治まるのを待つしかないとの事。

 

「まぶたの腫れは何か関係があるのか?」とも一応聞くが、顔の神経はつながっているので関係がある可能性はあるが、分からないとの事。

 

内心、親知らずをグイっと抜かれるのではないかと思っていたので、抜かれなかった安堵感と、一方で原因が良く分からない状況に不安を感じる。

 

そして、まぶたの腫れもやはり何か気になる。

 

とりあえず、眼科にも行こうと思い、いつもコンタクトを購入する時に行っている眼科に向かう。

 

眼科では、「ヘルペスの様にも見える」との事で、目薬と塗り薬の処方を受ける。

 

顎関節症とヘルペスを同時に発症したと言う事か。。。

 

何とも言えない気持ちで、とりあえず処方された薬と痛み止めとして市販のイブを飲んで寝る。

 

しかし、痛くて寝られない。

 

顔がずっとジンジンしながら、繰り返される突き刺す痛み。

 

うなされる事、数時間。

 

いつものように朝をむかえる。

 

鏡に映る自分の顔は、見るに耐えない状況であった。

 

目は半分も空いておらず、頬にも鼻にも腫れが広がっている。

 

腫れというよりも、ただれている状況。

 

これは、おかしい。

 

すぐに、仕事関係等、各所に連絡をし、朝1で総合病院で診察を受ける準備をする。

 

総合病院の受付で、「何科ですか?」と聞かれ「顔全体が腫れていて。。。」とマスクを外して見せる。

 

受付の方が、顔をしかめた瞬間は今でも忘れられない。

 

結果、皮膚科に回された。

 

診察から数分で下された病名は、「帯状疱疹」であった。

 

そこから、また各所に「帯状疱疹」である旨を連絡し、その後のスケジュールを立て直す。(というか、片っ端からキャンセルしていく感じ)

 

幸い、土日を挟んで数日間は休める目途は経った。

 

ここからは、もうただひたすら薬を飲んで、塗って、寝るの繰り返し。

 

次の日はさらにひどくなり、焦って病院に電話もかけたが、薬は効くまでは時間がかかるのでとにかく安静にするようにとの事。

 

それから、1週間余りの時が過ぎ、依然として後遺症(肌荒れ、水がしみる等)はあるものの、何とか日常を取り戻しつつある。

 

健康第一、ありふれた言葉ではあるが、改めて重要性を感じずにはいられない事であった。

 

とりあえず、歯が押される感じ+顔に腫れが出てきたら、帯状疱疹を疑ってすぐに皮膚科に行って欲しい。

 

初動が遅れると、回復も遅れる。

 

気合では治らないものも世の中には、あった。。。

 

定額減税

 

2,3月の確定申告に続き、4,5月は会計監査があり、何だか目まぐるしい日々の中、気が付けば明日からもう6月である。

 

そして、今年の6月と言えば、そう「定額減税」が始まるのである。

 

源泉徴収に係る定額減税スタートを目の前にして、日々、多くの質問を受けている状況ではあるのだが、この1回きりという事を考えると何とも言えない気持ちになってくるのは、自分だけではないはずと思ってしまう。

 

そして、この定額減税には、多くの「制度設計がおかしくないか!?」という点が存在し、さらにモヤモヤする今日この頃である。

 

同じく、導入時に大変だったインボイスとは異なり、その実施の意味がそもそも理解出来ない上での対応という苦しみである。

 

そもそも、一人4万円の定額減税(所得税3万、住民税1万)があって、それを所得税と住民税から控除していくわけなのだが、元々そこまで税額が発生してなく控除しきれない場合には、その分給付金を自治体から出すというのだから、初めから給付金を配るのと何が違うのであろうか。。。

 

さらに、年間所得1,805万円を超える人は、高額所得者だから本人も同一生計配偶者も、扶養親族も定額減税の対象外と言いながら、実は配偶者や子供が所得48万円を超えている場合には、税務上の扶養から外れているのでその配偶者と子供については定額減税の対象になるのである。

 

高額所得だから、対象外と言っているのに、より世帯年収の高い共働きの家族は、定額減税が受けられるという事である。

 

さらに、年間所得1,805万円を超える夫と年間所得1,805万円を超えない妻と、所得48万円以下の子供がいた場合、妻の方で子供を扶養親族とすれば、子供の分まで定額減税が受けられる。

 

 

つまり、年間所得1,805万円を超える夫と専業主婦と所得48万円以下の子供がいる家族の場合には、定額減税は一切受けられないのに、所得48万円超1,805万円以下の妻がいる場合には、世帯年収が当然より高いにも関わらず、妻と子供の分が定額減税の対象となるのである。

 

16歳未満であれば、扶養控除も元々対象外なので、妻に扶養を移しても不利な事もなく、定額減税が受けられるのである。

 

そしてそして、子供がたくさんいたとして、定額減税が全て所得税から控除しきれない時は、その分自治体から給付金が出るとのことなのである!

 

繰り返しになってしまうが、高額所得だから、減税は不要と言って上限を入れているのに、より世帯年収の高い共働きの家族は、定額減税が受けられて、場合によっては給付金の支給。

 

もう、このくらいにしておこう。

 

でもしかし、今年は高額所得者の夫から扶養親族がごっそり消える事態が多発するのではないだろうか。

 

その要因は、この「定額減税」であることは間違いないであろう。

 

 

スタディングの決算書を覗く(2023年12月期反映)

12月決算の会社が、続々と決算発表をしている。

 

やはり、一番目立っているのは楽天だろう。

 

自分も楽天の業績発表は注目していたし、過去にブログでも取り上げている。

 

ただ、想定通りの結果(本業の利益を、モバイル事業が吹き飛ばす。ただ、損失額は若干減少傾向。)で、既に自分的には報道されている内容でお腹いっぱい状態であった。。。

 

恐らく、細かく見ても、あまりにもモバイル事業の損失額が大きくて、新たに気付くところも多くないだろうなと思う。

 

幸い、当面の資金繰りには目途が付いているとのことで、とりあえずはもう少ししてから見てみようかなと思っている。

 

そんなこんなで、12月決算の会社でまず見ようと思ったのが、過去にも決算書を覗いた事があるスタディングを運営する「KIYOラーニング株式会社」である。

スタディングの決算書を覗く - ogurakaikei’s ブログ (hatenablog.com)

 

個人的には、そろそろ社名を見直しても良いのではないかと思ってしまうのであるが、創業者の「綾部きよし氏」の「KIYO」と言うことなのであろうか。。。

 

それは、さておき、スタディングは自分も使っているが、とても使い勝手が良く、そして恐ろしく安い。

 

圧倒的なコスパの良さなのである。

 

前回のブログでも書いてはいるが、基本的にスマホで完結出来て、すき間時間での利用に極めて有効なコンテンツである。

 

結局、勉強は反復継続的にどれだけ出来るかだと思っているので、その意味で極めて有効なコンテンツと思っている。

 

CMもたくさん出していて、間違いなく売上は上がっているはずであるが、問題なのはちゃんと利益が出ているかと、資金繰りである。

 

期待をしながら、「KIYOラーニング株式会社」の2023年12月期の有価証券報告書を覗いてみようと思う。

 

セグメントは、変わらず「e-learning・教育事業」の単一セグメントである。

 

ただ、後述するように、他の事業にも乗り出しており、今後は変わってくるのではないだろうか。

 

 

まずは、売上。

 

安定の右肩上がりである。

 

やはり、ニーズはまだまだあるということなのだろう。

 

新規有料会員数も、安定成長している。

 

裏を返すと、他の大手専門学校の値段設定や、仕組みに不満を持っているユーザーがたくさんいるという事だろう。

 

さらに、なかなか料金とか時間とかの制約があって、学習に踏み出せない中で、スタディングのコスパであるならやってみようかと背中を押された層もいるだろう。

 

その意味では、まだまだ成長余力が十分にあると言えるのではないだろうか。

 

 

そして、何よりの情報としては営業利益、経常利益もプラスに転じている。

 

あれだけ、CMを出しているのに、素晴らしい。

 

 

当然、広告宣伝費は、過去最高額となっている。

 

 

ただし、売上に対する広告宣伝費割合については、前期比で低下しておりこれが黒字転換の大きな要因であろう。

 

しかし、依然として売上に対して50%超の広告宣伝費割合であり、これで利益が確保出来ているのであるから、いかに効率的な経営が出来ているかという事の証明であろう。

 

そして、法人向けの売上規模も順調に拡大している。

もちろん、来期以降も右肩上がりの成長を計画している。

 

 

借入金の残高に比して、現預金の残高も全く問題ない水準である。

 

急成長している会社は、「売上や利益さらにはキャッシュは後から付いてくる。」と言って、強気の経営判断をしがちであるが、極めて健全な財務状況と言えるだろう。

 

ただ、守ってばかりではなく、しっかりと新サービス(スタディングキャリア)も展開している。

 

確かに、資格試験と人材紹介事業は親和性が高く、他の専門学校でもやっている。

 

そして、人手不足と言われる現代において、こちらも成長が見込める事業と言って良いだろう。

 

こうなってくると、今後は資格試験対策の講座だけではなく、経営セミナーも展開した方が良いのではないかと思ってくるがいかがでしょうか。

 

 

上記は、スタディングの「ミッション」と「ビジョン」であるが、「無限の力」「世界一」という力強い文言が目に飛び込む。

 

一方で、勢い余る事なく、しっかりと堅実に経営をしている所が本当に素晴らしい。

 

是非、さらに拡大していって欲しい。

 

後、繰り返しにはなりますが、社名の変更のご検討はいかがでしょうか??