ogurakaikei’s ブログ

会計・税務及び経済関連(時々雑談)

会計

会計の歴史的な変遷(5/5)

一方で近年では、国際会計基準(IFRS)の概念フレームワークからも明らかなとおり、収益費用アプローチから資産負債アプローチへの移行が見てとれ、上述した動態論から静態論へ回帰している面もみられます。資産負債アプローチとは、資産と負債を中心的な基…

会計の歴史的な変遷(4/5)

その後、資本と経営の分離が進み、近年では日本でもコーポレートガバナンスの意識が根付いてきており、村上世彰氏が賛否両論ありながらコーポレートガバナンスを訴えていた十数年前からも確実に変化をしていると感じます。資本と経営の分離が進むと、株主=…

会計の歴史的な変遷(3/5)

期間計算における利益の捉え方についても、歴史的な変遷が存在します。現在では資本と経営の分離についての意識は常識となっているところであり、経営者には株主への説明責任やコーポレートガバナンスが責務となっていることは浸透しているものの、過去は株…

会計の歴史的な変遷(2/5)

このようにプロジェクトごとの清算が必要である場合に適している現金主義会計から、その後変化が求められこととなりますが、そのようになった背景には、株式会社の存在があげられます。まず株式会社は、将来に渡って事業を継続するとの前提の上に成り立って…

会計の歴史的な変遷(1/5)

会計については、歴史的に様々な変遷を経て現在に至っており、各時代における会計に求められる役割に応じて変化してきています。また、求められる役割に応じて会計が変化するという点は、現代においても会計基準が、その目的に応じて企業会計基準、社会福祉…