税金
「副業の広告収入は雑か事業か」 「退職慰労金は給与じゃないの?」 「法人からもらったカネに贈与税は掛からない?」 所得税は 「入口=区分」を間違えた瞬間に、控除も税率も源泉徴収も全部ズレる。 ここでは条文・判例・通達をつないで 最短で区分を決め…
「個人が1年で稼いだお金は○○円、つまり所得は○○円」という単純な見方があるけど、実は税法の世界ではもう少し複雑に「本当の所得」を捉えようとする考え方がある。 たとえば、生活費や私的な消費の金額を加味して「この人はどれだけモノやサービスを使って…
税法の世界でよく目にする「所得」という言葉。 所得税法は名前に「所得」とまで入っているのに、実は法律の条文を見渡しても明確な定義が書かれていない。 それってどういうこと? そんな疑問に答えてみたい。 1. 「所得」=「収入金額 - 必要経費」 まず…
個人の所得税では、年末調整や源泉徴収によってある程度の納税手続きが簡略化されるとはいえ、最終的に自分で確定申告を行う義務やメリットが生じるケースが少なくない。 とりわけフリーランスや配当・不動産収入のある人、あるいは医療費控除・ふるさと納税…
所得税は、個人(自然人)の多様な収入に対して公平性や納税者の生活事情を考慮しながら課税するしくみだ。 その根底には「担税力のある人ほど多く負担し、そうでない人には負担を減らす」という理念があり、それが10種の所得区分や所得控除、超過累進税率と…
税法は「一読難解、二読誤解、三読不可解」とも揶揄されるほど、実務で扱う際に戸惑いが多い分野と言われている。 とりわけ所得税の計算手続きは多段階にわたり、しかもその背景には立法趣旨があり、制度的な狙いが存在する。 ここでは、税法の基本的な考え…
経営者が自宅を購入するとき、「個人で買ったほうがいいの? それとも法人で?」という問題は、税金や資金調達に直結するため悩ましい。 一般的には「法人購入→税務メリット(減価償却等)」「個人購入→ローンや控除が有利」と言われるが、実際にはケースご…
1.「譲渡担保」ってどういう仕組み? いわゆる担保物権だと、抵当権・質権なんかがメジャー。 でも実は、いったんモノを売った形にしておいて、実は借金が返せなかったときの担保にする って仕組みがある。 それが「譲渡担保」。 言い換えると、債務者(ま…
不動産担保の代表格である「抵当権」は、融資取引で頻繁に登場する。 実際に登記や競売の手続きをめぐって重要な論点も多く、誤解があると実務リスクが大きい。 今回は、いわゆる「順位」「物上代位」「根抵当」などをざっと整理し、抵当権をめぐる税法上の…
建築現場やリフォームなどで「売上計上時期」をいつにするか、あるいは追加工事が絡むときにはどこまで引き渡し扱いにするか:こうした論点は実務でしばしば迷いやすい。 さらに決算時期と設備投資のタイミングが重なったときの消費税計算、法人で加入する生…
「長期平準定期」や「逓増定期」のような保険プランは、若い年齢から一定の保険料を払い続け、保険期間の後半になると解約返戻金が増える仕組みが多い。 途中で契約内容や特約を変更したり、被保険者の加齢に伴い保険料が上がったりするところで「これ損金な…
1. 役員に対する対価(役員給与以外)の落とし穴 (1)「別段の定め」の必要性 役員に対する地代や家賃、支払利息、債権料など――これらは役員給与以外の対価としてしばしば問題化する。 法人税法22条2項に戻って考えれば、本来は会社の支出→役員個人が利益を…
「遺失物を拾ったら警察に届けなきゃいけないのは知っているけれど、もし持ち主が現れなかったらどうなるの?」とか、「地中から埋蔵物(埋まっていたもの)が出てきたら、拾った人のものになるの?」というのは、意外と日常に起こりうる話題だ。 しかも、こ…
民法のなかでも、いざというときに大きなインパクトを持つ制度が「取得時効」だ。 ある物件を長年「自分のもの」として占有し続けると、結果として本当に自分のものになってしまう――そう聞くと少し驚きかもしれないが、法律ではきちんとその要件と効果が定め…
前回は「小規模宅地等の特例」の存在をさらっと紹介したけど、実はここが相続税の計算で超重要な分岐点になることが多い。 うまく使えば数千万円レベルで評価額が下がるケースもあるから、今回はもう少し詳細に掘り下げてみようと思う。 そもそも小規模宅地…
前回は「財産を洗い出す」っていう作業がとても大事という話をしたが、今回はその「洗い出した財産」をどうやって評価して、そこから相続税をどう計算していくかというところをもう少し掘り下げてみようと思う。 まずは「評価額」を決める 相続税を計算する…
前回は「相続税ってどんな税金?」っていう、かなりざっくりした話をしたけど、今回は「相続対象になる財産って何?」ってところに踏み込んでみようと思う。 「相続財産」って聞くと、まずは現金や預貯金、それから実家の土地・建物あたりが思い浮かぶんじゃ…
過去にも相続税について書いた事はあるのだが、最近自分の周りでもますます、「相続税がかかるかもしれないから、ちゃんと調べないとマズイ」みたいな話を耳にすることが増えてきた。 でも相続税って、なんとなく「お金持ちが払う税金」くらいのイメージしか…
前に小規模企業共済について触れたが、今回は中小企業や個人事業主が「倒産リスク」に備える共済制度「倒産防止共済(セーフティ共済)」を紹介したい。 「倒産防止共済」は、取引先が急に倒産して売掛金が回収不能になった場合、無利子・無担保で共済金(実…
年末調整について語ってきたが、それ以外にも忘年会、年賀状、大掃除…もう何がなんだか分からないくらい慌ただしい。 そんな中、「あ、ふるさと納税まだやってない!」って思い出したりしないだろうか。 ふるさと納税は12月31日までに寄付すれば「今年分」と…
さて、前回「年末調整って何なのか」をざっくり書いてみたが、実際に書類を書こうとした瞬間から、 「あれ?この証明書どこやった?」 「扶養控除って、結局誰が対象なの?」 なんて小さな迷いや悩みに直面することが多い。 今回は、そんな「よくある疑問」…
気が付けば、もう12月半ば。 もう忘年会が各所で開催されている頃ではないだろうか。 クリスマスツリーは絶賛稼働中。 そして、年末が近づくと、会社から「年末調整の書類出してね」なんてお達しが来る。 正直、「また来た、めんどくさい。。。」と思ってし…
時が経つのは早いものついでと言っては何だが、年末調整や確定申告を意識し始める頃合いになった。 節税対策をしつつ、賢く資産を増やす事を日々考える毎日ではあるのだが、そこで、今回は「小規模企業共済」という制度を紹介したい。 小規模企業共済は、個…
2,3月の確定申告に続き、4,5月は会計監査があり、何だか目まぐるしい日々の中、気が付けば明日からもう6月である。 そして、今年の6月と言えば、そう「定額減税」が始まるのである。 源泉徴収に係る定額減税スタートを目の前にして、日々、多くの質問を受け…
インボイス制度が開始(2023年10月1日から)されてから、半月が経過した。 制度開始直後には、特に飲食店等で適格請求書発行事業者の登録番号が記載されていないレシートや領収証が見られると記載した。 インボイス制度 - ogurakaikei’s ブログ (hatenablog.…
2023年10月1日より、ついにインボイス制度が開始された。 その開始については、最後まで反対運動が起こっていて、本当にやるのか!?という状況ではあった。 また、開始はされたものの、これから色々と実態に応じた調整が行われていくのだろう。 インボイス…
搭乗者保険に加入していた場合 搭乗者保険に対する課税関係は、次のとおりとなります。 「契約の種類」・・・損害保険契約(自動車保険搭乗者傷害危険担保特約等) 「課税要件」・・・被相続人=被保険者、被相続人=保険料負担者 「課税関係」・・・相続税…
適用除外 保険金受取人が取得した生命保険金等について相続税が課税される場合には、その部分の金額については贈与税の課税対象となる金額から除かれます。(保険金受取人以外の者=被相続人の場合です。) 返還金等 返還金等とは、契約の定めるところにより…
保険金は、民法上の相続、遺贈又は贈与の効果として取得するのではなく契約の効果として取得するものであるため、民法上の本来の財産にはなり得ません。しかし、保険金を取得した人とそうでない人の税負担公平の見地から、財産とみなして課税を行います。 贈…
受益者等が存することとなった場合 贈与税又は相続税が課税される信託受益権の課税要件等は、次のとおりです。 「課税要件」・・・ ・受益者等が存しない信託について、その信託の契約締結時等において存しない者がその信託の受益者等となる場合 ・その信託…