流行にのっているわけでは、決してない。
しかし、事実としてサウナにハマって、かれこれ1年が経つ。
そして、世間のサウナブームにより、スーパー銭湯のサウナはどこも混んでいる。
サウナに入るのに、浴場で行列が出来ている光景は何とも言えないなと思いながら、自分もしっかりその列に並ぶ。
そんな状況だから、新しいサウナ施設も次々とオープンしている。
YouTubeでも、サウナ動画が溢れている。
ふと思う。
サウナビジネスは、ブルーオーシャンなのだろうか。
そして、頭の片隅に自分もやってみようかというかすかな思い、それと同時に、閉店してシャッターが閉まったままのタピオカ店が脳裏をよぎる。
そもそもサウナは、設備投資という点では、決して参入障壁が低いとは言えないと思う。
各サウナ店にあるサウナストーブがいくらするのかは、いわゆるピンからキリまでだと思うが、店舗に設置するものであれば、アマゾンや楽天で数万円でそろえるというわけにはいかないだろう。
もちろん、サウナ室の建築、水風呂、シャワーといった浴場の設備がなければ話にならないし、出来れば、サウナ室や水風呂は数種類欲しいところだし、ととのいスペースもなければ、サウナファンは満足しないであろう。
内装にもこだわれば、いくらでも高額になる。
そこにきて、物価の高騰に伴う家賃、光熱費、人件費等の上昇。
ここまでで、もうお腹一杯、ハードルが高いと言わざるを得ない。
プライベートサウナなら、より小規模の投資で済むという話もあるかもしれないが、それでも同業が乱立する状況で差別化できる部分がなければ、人は集まらないし経営は簡単ではないだろう。
資金力がある会社なら、最初は赤字覚悟でどんどん資金をつぎ込んで、超高級路線とか差別化を図りファンを獲得してから、投下資金を回収して利益につなげていくことも可能かもしれないが。。。
既に流行っているビジネスに参入するのは、競合が多くリスクが高い。
一方で、アダムスミスの「見えざる手」によれば、こういった自由競争がある資本主義社会が最終的に社会の繁栄をもたらすとのことではあり、確かにユーザーとしては競争の結果、価格が安くてサービスが良い方がいいに決まっているなとも思う。
それにしても、最近サウナに入りすぎて、日中汗が止まらないことには困っているが、それでもサウナに通ってしまう。
そうであるならば、今年は制汗剤が例年より売れるのかもしれない!?
汗に反応して蚊が寄ってくるならば、虫よけスプレーが売れるかもしれない!?
「風が吹けば桶屋がもうかる」的な発想で、もう少し考えてみることにしよう。